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和菓子と茶道

 

茶道では必ずお菓子が出されます。抹茶だけを飲むことはなく、通常はお茶を飲む前にお菓子を食べます。

 

そのため、おいしいお茶をいただくことだけが茶道の楽しみではありません。抹茶の味を引き立てくれるお菓子を食べることも重要な要素なのです。もちろん、このときのお菓子は日本で親しまれている和菓子です。

 

 茶道で用いられる和菓子の種類
お茶をよりおいしくさせるだけでなく、和菓子には「季節感を感じさせる」という役割もあります。日本は四季がはっきりしているため、茶道では季節を感じさせるような工夫がされています。これは、お菓子にも同じことがいえます。

 

例えば、日本では4月になると桜が咲き乱れます。和菓子には桜の葉を用いた桜餅というものがあり、これを使えばお茶を飲みながら季節まで味わうことができます。

 

 和菓子と茶道  和菓子と茶道

 

茶道で活用されるこのような和菓子は、主に2つに分けられます。

 

一つ目は、主菓子(おもがし)と呼ばれるものです。饅頭や団子などが主菓子に分類されます。茶道では、濃茶(こいちゃ)と呼ばれるドロリとした抹茶を飲むことがあります。濃茶を飲む前は主菓子が出されます。ボリュームのある和菓子が主菓子であるといえます。

 

 和菓子と茶道  和菓子と茶道
 ※主菓子

 

二つ目は、干菓子(ひがし)と呼ばれる和菓子です。干菓子とは、せんべいなどの乾いたお菓子のことです。濃茶に対して、水分の多いサラサラとして飲みやすい抹茶を薄茶(うすちゃ)といいます。薄茶を飲む前は干菓子が出されます。

 

四季を型どったお菓子も多く、桜の形をしていることで春を感じさせたり、赤色や黄色の葉っぱの形によって秋を思い出させたりします。ただ、薄茶のときは干菓子以外の和菓子が出されることもあります。

 

 和菓子と茶道  和菓子と茶道
 ※干菓子

 

 お茶との相性が良い和菓子とは
茶道が日本で発展した伝統文化であることもあり、抹茶との相性が良いのは日本人が古くから親しんでいる和菓子であるといえます。このときの和菓子は、バターやチーズ、油などを使っていないものが適切であるとされています。

 

また、お茶で用いられるお菓子は時間経過と共に味や風味が変化していきます。干菓子ならまだ良いですが、饅頭や団子などの主菓子は新鮮さが重要です。

 

お菓子は口に含んだときの味わいも大切にしなければいけないため、食べるときの時間も考慮しながらお菓子を用意する必要があります。

 

このようなことを考えながら、「味、形、色、香り」などのバランスが整ったシンプルなお菓子が好まれます。見た目でも味でも楽しませてくれる和菓子が茶道に最適であるといえます。

 

ただ、必ずしも有名な銘柄の和菓子を用意する必要はありません。それよりも重要なのは、「相手を喜ばせたいという心」が伝わることであるといえます。


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