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焼酎などのお酒を水で割るのは日本独自なのか?

 

日本人は酒に水やお湯を入れることで、薄めて飲む場合が多いです。いわゆる、水割りやお湯割りと呼ばれる行為を行います。焼酎に限らず、ウイスキーなども割って飲みます。

 

ただ、他の国を見ると「水で割る」ことはあまり行いません。何も入れないストレートや、氷を入れたオンザロックがほとんどです。ソーダやコーラで割ることはあっても、水割りは日本ほど一般的ではないのです。

 

 アルコールに弱い日本人
ビールやワイン、日本酒などの醸造酒は比較的アルコール度数が低いです。そのため、水で割ることはあまり行いません。

 

一方、蒸留することでアルコール度数を高めたウイスキーや焼酎などをそのまま日本人が飲むと、多くの場合は大変なことになります。日本人はもともとアルコールに弱い民族であるため、度数の高いお酒によって倒れる人が続出するのです。

 

そこで、日本では「お酒を水やお湯で割る」ことが一般的になっています。ウイスキーや焼酎に水を入れて薄める文化があるのは、日本独自であるともいえます。

 

水で割るときの基準は、日本酒(アルコール度数が約15度)が基準となっています。つまり、蒸留酒に水を入れてアルコール度数を15度程度にまで抑えるのです。もちろん、加える水は好みの量で問題ありません。これにより、焼酎がもつ本来の風味を引き出すことができます。

 

 食中酒として飲まれる焼酎
ウイスキーやブランデーなどは、食後酒として飲まれます。一方、焼酎は食事中に飲まれる「食中酒」であるという点がこれらの蒸留酒とは異なります。

 

ただ、水割りなどを行わずにストレートで焼酎を飲む場合、アルコール度数は25度程度と高いです。そのため、食中酒には向きません。食中酒として焼酎を飲む場合、水割りやお湯割りで飲むようにしましょう。

 

食中酒に適したアルコール度数は14〜15度であるといわれています。これは、日本酒の度数と同じです。「焼酎を水で割るとき、基本は日本酒の度数と同程度にする」と述べたのは、このような理由があるからです。

 

水割りやお湯割りを行う場合、「焼酎:水=6:4」が基本です。「焼酎:水=5:5」の場合もあります。ただ、水割りをしてさらに氷を入れる場合、「焼酎:水=8:2」が基本です。氷が溶けたとき、焼酎が薄まり過ぎるのを防ぐためです。もちろん、水を入れる量は好みによります。

 

蒸留酒の水割り文化はヨーロッパなどではあまり見かけません。ただ、お酒を食中酒として楽しむために、水割りは必須であるといえます。

 

アルコールに弱い日本人だからこそ、「お酒を水で割る文化」が一般的になっています。それが結果として、「焼酎を食事中に飲む」ことにも繋がっていったのです。


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