日本伝統文化スタイル - 伝統工芸品や日本文化のポータルサイト

温度で異なる焼酎の風味:焼酎のお湯割り

 

日本で飲まれるお酒の特徴としては、温めて飲むことが挙げられます。例えば、日本酒は5℃ごとに「熱燗」や「ぬる燗」などと名称が変わり、それぞれ適した温度で飲まれます。これだけ堂々と温めて飲まれるお酒というのは、世界的にも珍しいです。

 

そしてこれは、焼酎でも同じことがいえます。焼酎でも冷やしたり温めたりして飲まれます。人によって、焼酎を飲むときの温度は異なります。

 

 温度で違う香り
焼酎の場合、温度によって風味が異なります。焼酎で感じられる味というのは、ほとんどが香りによるものです。そこで、温度を変えることによって焼酎の香りを引き出せば、より良い風味を感じることができるようになります。

 

酒を温めたとき、一般的には香りが広がるようになります。苦味や渋みが抑えられるようになり、焼酎はやわらかな味わいになります。

 

一方、冷やして飲む方法も行われます。例えば、氷を入れることでロックにして飲みます。この場合、香りや味が閉じ込められるのですっきりした味わいになります。苦味が鋭くなり、さわやかな香りを楽しめるのが冷やした焼酎です。

 

酒蔵によっては、製造した焼酎の銘柄ごとに「お勧めの飲み方」をボトルのラベルに記載していることがあります。焼酎によって、適した飲み方があるのです。

 

 焼酎でお湯割りを行うときの注意点
焼酎をストレート(水を入れず、そのままの状態)で飲んでもいいですが、多くの場合は水やお湯で割ります。お湯割りを行うとき、「焼酎をお湯に注ぐ」のが基本だとされています。つまり、先にグラスへお湯を入れておき、そこに焼酎を入れて混ぜるのです。これにより、より味わいがまろやかになるといわれています。

 

焼酎を注ぐとき、いきなりドバッと入れてはいけません。少しずつ焼酎を注げば、自然な対流がおこります。これにより、香りのムラをなくすことができます。お湯の入ったグラスへ徐々に焼酎を注げば勝手に均等になるので、かき混ぜなくても問題ありません。

 

また、お湯が熱すぎると焼酎に含まれる香りの成分が飛んでしまったり壊れてしまったりします。そのため、お湯の温度にも注意が必要です。

 

実際にお湯で割るとき、「焼酎:お湯=6:4」が基本であるとされています。この割合であれば、焼酎の香りを楽しむことができます。ただ、「焼酎:お湯=5:5」で割る方法も広く行われています。この割合であれば、焼酎のマイルドな味を感じることでしょう。

 

なお、お湯をグラスに注ぎ、そこに焼酎を入れると約20℃は温度が下がるといわれています。おいしいお湯割りの焼酎を飲むときの温度としては、40〜50℃とされています。そのため、グラスに入れるお湯は70℃くらいが適切です。このようにして、焼酎のお湯割りを行います。

 

一方、冷たい焼酎は氷を入れればいいので、作るのは比較的容易です。ロックで飲むときに重要なのは氷です。おいしい水で作られた大きめの氷を使うことで、より甘みや香りのするどい焼酎になります。

 

このようにして、好みの温度で焼酎を楽しむことができます。焼酎の香りを味わうため、さまざまな温度で焼酎を飲み比べてみてください。


 スポンサードリンク

サイトマップ
HOME