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焼酎の保管・管理方法

 

多くの食品は長期保存すると腐ってしまいます。ただ、焼酎の場合は何年も熟成させることで、お酒の風味に深みが増していきます。焼酎はアルコール度数が高いので保存性に優れているのです。

 

そのため、焼酎に賞味期限などは設定されていません。ただ、保管方法を間違えてしまうと、焼酎は劣化してしまいます。焼酎の香りや風味を落とさないためにも、適切な保管・管理方法を知らなければいけません。

 

 日光を避けて保管する
日本酒にも共通しますが、焼酎を保存するときは直射日光を避けるようにしてください。日光に当たると、焼酎に含まれている成分が分解されてしまいます。その結果、油臭を放つようになります。日光だけでなく、室内の光にも気を付けるようにしましょう。

 

焼酎を入れるビンが透明である場合、光の影響を受けやすいです。この場合、箱に入れることで、光を遮った状態で保管管理するようにしましょう。お酒を保存する場合は暗い場所に移しておくことが重要です。

 

それでは、既に開封させてしまった場合はどうすればいいのでしょうか。前述の通り、焼酎には賞味期限がありません。これは、焼酎のようにアルコール度数が35〜45度になると、雑菌が繁殖できないからです。

 

ただ、焼酎には香りや風味に関わる成分が含まれています。こうした成分は時間経過と共に揮発したり変化したりします。早く飲まないと味が変わってしまうため、早目に飲む必要があります。

 

または、きちんと密封して空気に触れるのを防ぐことも重要です。空気に長く触れると酸化して油臭の原因となるため、開封後はフタを閉めて保存しなければいけません。

 

 冷蔵庫での保管
基本的には、暗くて涼しい場所での保管が望ましいとされています。夏などの高温環境下では、品質が変わってしまう恐れがあるからです。お酒を製造する蔵元も、光が少なく涼しい場所で焼酎を貯蔵・熟成させています。

 

一般の家庭であれば、冷蔵庫などでの保管が望ましいとされています。焼酎を飲みたいときだけ常温に戻すことで、風味を損なわずにお酒を楽しむことができます。

 

冷蔵庫など10℃以下の条件で焼酎を保管すると、場合によっては白い浮遊物を生じることがあります。これは、焼酎の旨み成分として知られる高級脂肪酸エステルが結晶化したものです。ビンを振ったり温めたりすることでこれらの結晶は溶けることがほとんどあり、品質上は問題ありません。

 

このように、冷たい環境で現れる白い塊のような結晶を「焼酎の華」と呼びます。「焼酎の華」が出現する焼酎というのは、それだけ旨みが凝縮されたおいしい焼酎だと考えられています。

 

そのため、冷蔵庫で冷やしたときに白い浮遊物を発見した場合、「品質に問題はないのか」と疑うよりも、「素晴らしい酒に出会った」と喜ぶようにしましょう。


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