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いも焼酎の特徴とさつまいも:コガネセンガン

 

焼酎にはいも焼酎や米焼酎などさまざまな種類があります。これら焼酎の中でも、いも焼酎は最も飲まれているお酒の一つです。

 

いも焼酎では、さつまいもを原料とします。このとき用いられるさつまいもとしては、コガネセンガン(黄金千貫)という種類の品種が頻繁に活用されます。

 

 いも焼酎とコガネセンガン
コガネセンガンは皮が美しく、1株から多くの量を収穫できます。このようなコガネセンガンは、品種改良によって生み出されました。コガネセンガンはいも焼酎を造るためのさつまいもです。ただ、それ以前は「いも焼酎用のさつまいも」は存在しませんでした。

 

鹿児島県はいも焼酎の生産が盛んな地域ですが、コガネセンガンは1966年に開発されて鹿児島県で作られるようになります。

 

さつまいもの中でも、コガネセンガンはデンプン量が多いという特徴があります。アルコールができるためには、最初にデンプンを糖へと変換する必要があります。さつまいもに含まれるデンプン量が多いほど糖が作られるため、多くのアルコールが生成されます。

 

つまり、多くのデンプンを保有しているコガネセンガンは、蒸留によって多量のアルコールを生み出すことができるのです。

 

コガネセンガンは蒸すと甘い香りを放ち、そのまま食べても甘くておいしいです。皮は白く、焼酎にすることで果物のような香りと風味を造りだすことができます。日本に出回っているいも焼酎のうち、多くがコガネセンガンを原料としたものです。

 

そういう意味では、コガネセンガンはいも焼酎において画期的な原料であるといえます。品種改良によってコガネセンガンが生まれなければ、これだけいも焼酎が発展することはなかったともいわれています。

 

 いも焼酎とジョイホワイト
焼酎の中でも、いも焼酎には独特の香りがあります。これが今では受け入れられてはいるものの、スッキリした味わいではないので当初は敬遠されがちでした。

 

そこで、より軽快な味わいのあるいも焼酎が造れないかと考えられ、原料からの見直しが実行されました。その結果1994年に登場した焼酎用のさつまいもがジョイホワイトという品種です。

 

ジョイホワイトはコガネセンガンのように熱しても甘くはなりません。その代わりデンプンを多く含み、焼酎にすることでマイルドで飲みやすいいも焼酎になります。

 

いも焼酎の原料として用いられる芋は40種類以上あります。商品の差別化をするため、酒蔵によって芋の種類に特色を出していることもあります。コガネセンガンやジョイホワイト以外にも、多くのさつまいもが焼酎造りに活用されているのです。


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