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藤原啓記念館

 

藤原啓(ふじわらけい)は1970年に備前焼の人間国宝(重要無形文化財保持者)に認定された人物です。ただ、最初から備前焼と関わっていたわけではありませんでした。

 

家業は農業であり、もともとは作家志望でした。そのため、出版社に就職して詩集を出すなど、文学の道を志していた人物です。ただ、文学の道を諦めて帰郷し、40歳ごろになってようやく備前焼を始めるようになります。ただ、文学を学んでいたことから、独特の作風を生み出します。

 

初代・備前焼の人間国宝である金重陶陽と比べると、その作品は対照的です。金重陶陽が繊細な作品を残したのに対して、藤原啓はどっしりとした素朴な作品になっています。

 

備前焼で活躍した藤原啓が備前市の名誉市民になったことをきっかけとして、藤原啓記念館が設立されました。ここには、藤原啓が残した作品が多く展示されています。

 

 藤原啓記念館を見学する
JR伊部駅から少し離れた場所に藤原啓記念館があります。ここまで歩いていくのは現実的ではないため、タクシーを使いましょう。大まかな目安としては、伊部駅からタクシーで約12分です。

 

記念館は急な坂道を登った先にあります。

 

   

 

   

 

その建物の中に入ると、一階には藤原啓の作品が並べられています。

 

   

 

地下には、生前に藤原啓が集めた古備前が飾られています。古備前とは、古い時代に造られた備前焼を指します。鎌倉時代(1185~1333年)や室町時代(1336~1573年)、安土・桃山時代(1573~1603年)の備前焼を鑑賞できます。

 

記念館から出てさらに坂道を登ると、ギャラリーにたどり着きます。ここには藤原啓だけでなく、その息子で同じく人間国宝である藤原雄の作品も展示されています。

 

   

 

   

 

人間国宝の作品や古備前を学ぶことのできる貴重な資料館が藤原啓記念館でもあります。そのどっしりとした作風から、藤原啓のおおらかな人間性まで読み取ることができます。


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ギャラリーしょうざん
備前焼の産地である岡山県伊部で、備前最大のギャラリー。また窯元としての誇りと伝統で、備前焼の展示・販売を行う。

備前焼:ギャラリーしょうざん


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