日本伝統文化スタイル - 伝統工芸品や日本文化のポータルサイト

天津神社

 

備前焼は岡山県備前市にある伊部(いんべ)の町で発展しました。この町には、備前焼に関わる神社があります。この神社を天津神社(あまつじんじゃ)といいます。

 

伊部駅を降りて北に進むと、東西に分かれる道に突き当たります。この道沿いに備前焼の窯元やギャラリーが数多く立ち並んでいます。ここから東に進むと、天津神社が見えてきます。駅から歩いて10~15分程度で到着することのできる神社です。

 

 天津神社の歴史と境内
備前市にある天津神社は応永18年(1411年)に建てられたとされています。備前焼の歴史と共に発展してきた由緒ある神社です。

 

最初、天津神社は「備前市浦伊部」という場所にありました。ただ、伊部の町に疫病が流行ったとき、そのときの名主に御神託(ごじんたく:神からのお告げ)があり、天正7年(1579年)に現在の場所へ移動しました。

 

天津神社で祀られているのは、薬・医療・病気に関して平穏をもたらすといわれる少彦名命(すくなひこなのかみ)です。その後、この場所が菅原氏の荘園であったこともあり、後に学問の神様である菅原道真(すがわらのみちざね)も祀るようになりました。

 

また、備前焼の里である伊部に神社があることもあり、境内は備前焼であふれています。神社の入り口では、備前焼の狛犬が出迎えてくれます。

 

 天津神社  天津神社の狛犬

 

それだけでなく、神社を歩けば「参道のタイル」や「ひっそりとたたずんでいる門」「そこの屋根に使われている瓦」「壁にはめ込まれた無数の刻印」に至るまで、すべて備前焼で作られていることに気がつきます。

 

 参道  天津神社

 

 瓦  タイル

 

階段を登ると、本殿が見えてきます。古くて趣のある参道とは異なり、本殿は新しくて清々しい対照的な印象を与えます。

 

このときは本殿だけではなく、その周りも散策してみてください。備前焼で作られた子宝いぬ(安産祈願の置物)や七福神(福をもたらす日本の七神)などが置かれています。

 

 本殿  子宝いぬ

 

備前焼がたくさん飾られていることから、今日に至るまで天津神社は多くの陶芸家によって崇められていたことが分かります。備前焼独特の茶褐色による土色の雰囲気により、他の神社では味わうことのできない印象を感じることができます。

 

備前焼の祭りやイベントがあると、天津神社でお茶席などの催しが開かれることがあります。お茶の文化で発展した備前焼に周りを囲まれながら、備前焼の茶器でお茶を楽しむことができるという最高の贅沢を味わえます。


 スポンサードリンク


ギャラリーしょうざん
備前焼の産地である岡山県伊部で、備前最大のギャラリー。また窯元としての誇りと伝統で、備前焼の展示・販売を行う。

備前焼:ギャラリーしょうざん


サイトマップ
HOME